ソニア・マスカリナスさんと彼女の旦那さんはマリンドゥケ島のBarangay Maliliolで農家のお仕事をなさっていました。ご夫妻のお子さん達は成人し、それぞれ家庭をもたれたので、ご夫妻は地域のコミュニティーで活動なさっておられました。マスカリナスさんの旦那さんはkagawad(村の長老)で、ソニアさんはボランティアで栄養士をなさっていました。若いお母さんたちに赤ちゃんのご飯のあげ方を教えたり、子供たちの体重を量って栄養が足りているか確認したりしていました。昨年から、腰痛と足のしびれを感じるようになりました。2011年11月に腎臓の腫瘍を取る手術をされました。術後、数か月はスムーズに回復し元の生活をおくっていましった。
しかし、2012年3月頃に足のしびれと脱力感が再発し、杖が必要になってしまいました。更に、4月のある朝、起きてみると歩けなくなっていました。フィリピン整形外科センターの脊髄専門の医師に骨転移の可能性があると言われました。そのために背骨にある腫瘍を手術で取ってきて、顕微鏡で詳しく検査する必要があります。ソニアさんは一人で病院にいる時間のほとんどを一人で過ごしておられます。旦那さんは農家の仕事があり、子供たちは自分の家族や仕事がるのでなかなか病院に来ることができません。他の患者さんの家族がソニアさんの面倒もみてくれています。病院はとても混んでいて、ベッドとベッドの間に1mの隙間もありません。廊下にベッドが出されてしまうこともあります。
ソニアさんは車いすを見ると、喜びで涙を流しておられました。腫瘍の検査がどんな結果であっても、家に帰ってまたコミュニティーの一員として生活したいと願っておられます。たとえ、それが車いすでの生活になっても。









