チュレブさん48歳はシェムリアプ近郊の村の小屋で、農家の親族と共に暮らしています。
昔クメールルージュの大虐殺時代に背中を強打されて脊椎を損傷し、手足が麻痺してしまいました。
一人で家にいるのが嫌で、遠くに住む兄弟を訪ねる時は、熱い道路の上を手足で這っていきます。
雨にも打たれます。疲れ果て朝まで道路で寝てしまったこともありました。
ある時、兄弟に会いに行く途中でレイプされ妊娠してしまいました。
その時の娘は6歳になりました。親族と一緒に育てています。
チュレブさんは車いすを貰って本当にうれしそうでした。