Raulさんは、42歳。2歳の時に患った小児麻痺により歩くことが出来ません。街の中を移動する時は、地面を這って生活をしていました。彼は、62歳になる母と、二人の兄弟と住んでいます。Raulさんは、農産物の収穫を手伝ったり、靴の治し方を習っていました。彼が育った家は、広大な農地の真ん中の、水も電気も届かない所にあります。彼の家から一時間以上かかるのにも関わらず、彼は、車椅子を受け取りに教会に行きました。今、Raulさんは、街にある靴屋さんに車椅子を使って行き、靴を直す仕事をしています。1台の車いすが、フィリピン人の一人の男性の人生に変化をもたらすことが出来ました。