Kyaw Kyaw Khaingさんが、ポリオのために障害を持ったのは6歳の時だそうです。彼は20歳の時に結婚し、故郷のシャショー州のLashoに妻、4人の子供、母、兄弟と暮らしています。Lashoはヤンゴンから約900km北にあり、バスで19時間かかります。それは山間部に位置し、ほとんどが野菜農家です。 彼は32歳の時に最初の車いすを受け取りました。彼の友人からもらった中古のものでした。彼が車いすを受け取るまで、彼は外出したいときは誰かに助けを頼むしかなく、ほとんどの時間を家で過ごしました。彼は車いすをもらってから自分で市場や友人と出かけられるようになりました。しかし、車いすは不具合が出始めて、キャスターとフレームのボルトも錆びてきました。車いすは安くないので壊れてしまうとどうなるのだろうと途方にくれていました。ですから、希望の車いすから車いすを受け取ることができることを知ったとき、本当にうれしかったそうです。軽量で小さい車輪のために移動は楽になり、シートの高さは前のものより低く、それは彼の体に合っていました。そして中古車の車いすだとは思えないほど非常にきれいであることに驚いたそうです。
彼は現在、AAR Japanが運営するYangonの障害者のための職業訓練センター(VTC)での訓練コースで洋裁コースに在籍し、スキルを習得し、彼の奥さんの仕立て作業を手伝っています。
Kyaw Kyaw Khaingさんは、希望の車いすのすべてのサポーターとボランティアに感謝の意を表しました。「私はとても幸せで、車いすが壊れてしまうのを心配する必要はありません。私たちが将来的に洋裁店を持つことができた時は、この車いすで通いたいと思います。ミャンマーの障害者に車いすを寄贈してくださりありがとうございます。私たちの多くは車いすを買うことができません。ですから私たちにとって非常に意味のあるサポートです。」