ミャンマーAAR Japanからのレポート 車いす番号 2258 寄贈日 2018年2月12日
Nay Lin Htike ネイ・リン・タイクさん 33歳
ネイ・リン・タイクさんは2歳でポリオに罹りましたが、なんとか自分で歩けました。しかし2014年に右足の動脈閉塞を患い手術を受けて左足首を切断。それからは足装具と杖を使っても痛くて30分も歩けません。2017年に職業訓練センターのコンピューターコースを卒業し現在はヤンゴンから630キロ北のマンダレーのシンクン村に家族と住んでいます。この地域はマンゴーやターメリックや玉ねぎの産地です。家族は6人で父は校長先生でした。母はテーラーをしていて、3人の姉がいます。ミヤンマー政府運営のリハビリ病院で職業訓練センターを知りました。それまで病気のため他人と話すのが恥ずかしかったのに、職業訓練センターで色んな障がい者と一緒に学ぶことで積極的になり、卒業後は地域活動にも参加しています。体調が良い時は従兄の店を手伝っています。
彼は訓練センターで初めて車いすを使ってみて、自由に動け仕事も出来るので、ぜひ自分の車いすが欲しいと思い、AARに頼んでいました。今回の寄贈決定を知らせるとすごく喜んでいました!
ネイ・リン・タイクさんのメッセージ
「私はこの車いすで自分で動けるようになり、補助装置で歩く痛みから解放されました。以前は服や皿洗いなどの家事も誰かに頼んで助けてもらわねばなりませんでした。今は自分にもっと自信が持てるようになり、自立できました。痛みを感じずに仕事を集中できます。車いすのおかげでずっと快適に、楽に暮らしています。車いすを頂けて心から感謝します。希望の車いすのサポーターとボランティアの皆様に心から感謝申し上げます。