フィリピンレポート
ルソン島カヴィテ州 タンザのあるキリスト教会を通して4台の車いすを贈りました。
①レイラニ(78歳)は5年前に脳卒中を発症し、歩くことができず右腕と手を使うことができません。彼女の3人目の子供は彼女の治療のために台湾で工場勤務をしています。 現在は4人の子供のうち長女(36歳)と最年少の息子(29歳)と4人の孫と暮らしています。レイラニの夫レイナルドは漁師ですが、バンカ(エンジン付き アウトリガーカヌー)を所有してないので、漁獲量の一部しか受け取れません。
②コラゾン(64歳)は7年前に糖尿病による合併症で脳卒中を起こし、体の半分が麻痺しました。
夫オスカーは、今66歳でビール会社の瓶詰め工場の労働者でした。
二人は、娘の収入からサポートを受けていますが、1時間あたりのフィリピン・ペソP300の給与でコラゾンの治療費を払う余裕はありませんでした。現在コラゾンは車いすを受け取ってから朝食を提供する小さいお店を開くことができるようになりました。
③ロザリオは、脳卒中に見舞われた79歳の未亡人です。 彼女の夫は10年前に亡くなりましたが30年間別居しており、洋裁をして4人の子供を一人で育てました。現在は14人の孫たちと商売をしたり、教会のいろいろな活動に参加しています。
④4台目の車いすは、最初Jeric Pulidoに贈られたものでした。彼が患った癌の進行は早く、診断後2か月で亡くなられました。 それから車いすは、15年前に脳卒中を起こしたディノの母親、56歳のアリス・ピリドに贈られました。 アリスはその後少し回復し、引きずってはいますが歩けるようになりました。車いすは他の必要している方に使っていただく予定です。