タイとの国境にあるタサエン村に国際地雷処理・地域復興支援活動の会(IMCCD)を訪問しま した。この NPO を立ちあげた高山理事長は、陸上自衛官を退官後に地雷・不発弾処理、井戸・ 道路の整備、子供たちの教育、地場産業の育成など、貧しい人達の生活向上に取り組んでおられ ます。
高山さんの案内で2つの村を訪問しました。地雷で両足を失ったご婦人が村人に抱えられてきま した。もう一人は病気のお孫さんを抱えたおばあさんで、息子さんは地雷で片足を失い、義足で 畑に出ています。ご家族と村人に車いすの扱い方を説明し、不二家からことづかったお菓子を配 り、とても喜ばれました。
夜は満天の星空の下で虫の声を聴きながら、地元の料理とキャッサバから作った銘酒を頂きな が其々の思いを語り合いました。翌日は不発弾・地雷処理を体験し、地雷処理班の方々の慰霊碑 を訪ねました。 戦争の傷跡にこつこつと平和の種を蒔いて育てている高山さんと協力して、こ れからも車いすを届けていきたいと思います。