2025年に寄贈した車いすについて、モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区市民代表会議より、正式な活動報告書が届きました。 本ページでは、その内容をもとに、現地での活用状況と今後の取り組みについてお伝えいたします。 2025年7月22日|国立母子保健センターへ10台を寄贈 現地報告によると、国立母子保健センターの新外来棟の運用開始にあわせ、車いす10台が配備されたとのことです。 同センターは1,200名以上の職員を擁する、モンゴル国内最大規模の医療機関で、管轄に関係なく全国規模で運営されています。 「切実に必要とされていた車いすを引き渡すことができ大変嬉しく思います。これらの車いすは、医療ケアおよびサービスの向上において大きな支えとなるでしょう。 今後も私たちの関係と協力が継続することを願っています。」 国立母子保健センター 所長 J.オトゴンバートル氏 2025年11月6日|障がい者フォーラムにて50台を贈呈 チンゲルテイ区市民代表会議は、障がいのある市民のための第1回フォーラムおよび会合を開催しました。 目的は、障がい者の社会参加の促進、法的意識の向上、健康で安全な環境の創出、将来の協力の強化です。 テーマは「平等な権利、平等な機会」でした。 約200名が参加し、国家大会議(国会)議員、区市民代表会議議長、区長、区市民代表会議関係者、そして24ホロー(分区)の障がい者代表が出席しました。 この会合の中で、日本のボランティア団体「Wheelchairs of Hope」より寄贈された車いす50台が、特に必要としている市民へ引き渡されたと報告されています。 2025年12月4日|国際障がい者デーにあわせ11台を贈呈 国際障がい者デーを記念する会合が開催され、11名の市民に車いすが贈呈されたとの報告がありました。 チンゲルテイ区の現状と、今後の計画 障がい者数 3,843名 移動に困難を抱える方 588名 現地報告では、今後の計画として、アクセシブルな環境整備(出入口、スロープ、トイレ、道路、情報へのアクセス向上)、 そして差別のない参加型意思決定システムの確立、雇用・リーダーシップ・社会参加の促進に重点を置く方針が示されています。 利用者の声(報告書添付コメントより) 報告書には、車いす利用者およびご家族からのコメントが添付されていました。多くは感謝と変化を伝える内容で、 「家族と外出できるようになった」「介護が楽になった」「人生の支えになった」といった声が寄せられています。 今後に向けて 今回の現地公式レポートは、支援が確かに現場で活用されていることを示すと同時に、まだ多くのニーズが存在している現実も伝えています。 車いすは、医療へのアクセス、家族との時間、社会参加、尊厳の回復につながる支援です。 私たちは今後も現地と連携し、継続的な支援に取り組んでまいります。 ご支援のお願い この活動は、皆さまのご支援によって支えられています。 次の支援につなげるため、可能な範囲でのご協力をご検討いただけますと幸いです。 ご寄付はこちら